のれん分けの話
現代まで息づく「暖簾分け」という言葉。
そもそも暖簾分けとはどのようなものなのでしょうか?
「のれん分け」とは?
江戸時代、若者が商店で働く場合、最初は丁稚奉公で働くところから始まりました。
丁稚奉公に休日などなく、何年も商売を体で覚えます。
丁稚先で、修行を重ね、商売のノウハウを一通り覚えると、主人から、やっと独立を許されることになります。
独立を許された者は、主人から、商売を始める資本と、屋号つまり看板、つまり、暖簾を借りて、商売を始めることになります。
これが「暖簾分け」です。
現在の食ビジネスの場合、本店本社が、一括して生産した材料や食材や、機材を供給するフランチャイズ制度があります。
一般的なフランチャイズは、システマティックな契約を基礎においた「暖簾分け」の形だと言うことが出来ます。
フランチャイズでも、丁稚奉公の方式同様、数年の実地研修を経て、調理方法や味の作り方をマスターして引き継ぐ手法を守る企業も多くあります。
昔ながらの制度で成長を続けている主なビジネスとして、ハンバーガーショップ、居酒屋、カジュアル衣料ショップ、などの業態が挙げられます。
いかにも日本的な暖簾分け制度は、丁稚奉公が伴うイメージがありますが、数々の成功企業を見ると、日本の文化にあっている制度なのではないでしょうか。
