のれん旋風

関東と関西の仕立て方の違い

のれんをかけるために、暖簾の上部に、竹や棒を通す穴を加工します。
棒を通す穴の縫い方は、おおよそ、関西風、関東風でそれぞれ二通りにわかれるようです。



関東の暖簾と関西ののれん

関東では、一般的に「チチしたて」や「チギレ(輪)」と言われる縫い方でのれんを作っていくのが一般的です。
「チチ仕立て」は乳のように、等間隔の房を縫い付けたものです。

牛などの哺乳類動物の乳首が一列に並んでいることから名付けられたとも言われています。
房は、暖簾の両端や、割れ目の切れめにつけると見た目がきれいに仕上がります。

房の輪っかの大きさは、通す棒や竹によって、決めて行きます。
一方、関西では、一般的に、「袋(筒)仕立て」、ぬのの上部を袋状に一直線に縫って作っていきます。

一直線に縫うやり方なので、チチしたてに比べて簡単に作れるため、制作コストが抑えられます。
また、坊がずれにくいというメリットもあります。

「袋仕立て」の場合も袋の輪の大きさは通す棒や竹によって決めて行きます。
関東では「ちち仕立て」や「チギレ」、関西では「袋仕立て」が一般的です。

しかし特に地方で決まった様式が有るわけではありませんので、どの地方で使う場合でもお好みで選んでも問題ないようです。
関西風も関東風も布地を割るときに、四や九は死や苦を表すため縁起が悪いとされ、それ以外の数で、作るよう配慮する習慣があるようです。



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